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件名: おいしいもの
ども。
闘龍門、札幌２連戦２日目。
9.14テイセンホール大会。
●テイセン
札幌でプロレス会場と言ったら、もうここがイチバン。
実は、この２連戦の２日目は当初は近くにあるサッポロファクトリーホール
という噂もあった、、、事実パンフレットにもそう記載されているから、
一度は決まったのでしょう、、、
そこもライブハウスちっくのホールでなかなか良かったかもしれないけど、
ちょっと狭い。
ここテイセンホールなら2,000人＋αは入る手頃なサイズ。
というか、お客さんの立場から見たら
どこからでもしっかり選手の表情がわかる、ほど良い大きさ。
・・・ほど良いボロさも魅力的。
というわけで、この日は4,000円の自由席をあらかじめ購入しての観戦。
東京みたいに売り切れたら困るからね。
同行者は、昨日に続きおばっち郁子、
さらに6.17みちのく月寒大会を初観戦して伊東竜二ファンになったお姉さん１人、
とそのお友達で初めてプロレス観戦のお姉さん１人。
う〜ん、こういう感じは闘龍門ちっくかも。
座席はうちだあやこが開場前にイチバン乗りで並んだおかげで、
赤コーナー側自由席の真ん中付近。
自由席といっても７〜８列目ぐらいだから、問題なし。
試合開始は今日もアナウンスがあって、６時40分。
指定席はちょっと空席があって、
自由席はいっぱい、座りきれない人がけっこう立って見ていました。
1,800人？・・・「愛モード」によると、1,500人。確かにそんなもの。
昨日は良く3,000人も入ったなぁ〜。
でも、こんな感じのテイセンホールがイチバンいい。
今は超満員になるＢＪＷテイセンホールも、こういうところから、
１回ずつお客さんを満足させて入場者数を増やしてきたのだから。
●１．キッドさま、ＳＡＩＴＯvsもちすす、クネス
昨日のメインのキッドさまと斉藤了が第１試合かぁ。
テイセンホールの入場口は階段なんだけど、
あそこもマウンテンバイクで降りてくるのかなぁ？、と思っていたら、
昨日の一押しレスラーＳＡＩＴＯね。
たった１日で早くも影が薄くなってしまった。ごめんちゃい。
試合も、前日のほうが良かったかな？
サポーターを巻いている左足を集中的に攻められて、
もちろんＭ２Ｋのメンバー全員から攻められて、動きが悪かった。
昨日も同じように攻められていたのだけれども、今日のほうが辛そう。
ケガが悪化したのかな？
そうそう、ケガと言えば、昨日の試合を含めてこの２日間とも、
リッキー・マルビンとストーカー市川はケガで休み、とのこと。
その発表は残念だったけど、
その抜けたことをぜんぜん感じさせないくらい、昨日は良い大会だった。
おかげで、触れることを忘れてました。
さて試合。
キッドさまは、
相変わらずくるくる攻撃をいくつも決めて会場のお客さんを沸かす。
ドラゴンラナは出なかったけど、最後にもちすすをフォールした
ウルトラ・ウラカンラナも綺麗だったなぁ。
しかし試合終了後、結果に納得いかないＭ２Ｋ、
いやコマッタちゃん軍団は、キッドさまとＳＡＩＴＯに暴行を加える。
♪ト、キ、ヨ〜〜〜〜〜
♪ト、キ、ヨ〜〜〜〜〜
突如この音楽が流れると、マグナムを先頭に正規軍登場。
当然、コマッタちゃん軍団を蹴散らし、リングを２つに割って睨み合い。
「いやぁ〜、朝の５時まで遊んじゃったよ、きのうは」
むふ〜、ある意味予想通りのマグナムのマイクから始まるが、
「で、望月、きのう言った髪の毛を賭ける話はどうしたんだよ。返事をしろ！」
と迫るマグナム。
もっち〜「だから、こんな田舎じゃ、やらねぇ〜って、言ってるだろ」
ブ〜〜〜〜〜、もちろん場内は大ブ〜イング。
「そうだ、くだらねぇことを思いついた」
「あそこ（中２階のおなじみのバルコニー）で
ぼ〜っとしている社長の岡村隆志がいるだろ。」
「名前が岡村隆志と言って、ナインティーナインの岡村隆史と同姓同名だけど、
“し”の字が違うんだ。」
「おまえが負けたら、社長の名前を
ナインティーナインの岡村隆史と同じ“し”に名前を変える、
というので、どうだ。」
バルコニーからリングサイドに降りてくる岡村隆志社長、
「そんなくだらんことするな！」
「でも、絶対勝ちますから」と、マグナム、「やってやろう、どうですか？」
パチ、、パチ、、、、と薄い拍手。
あまりのくだらなさにお客さんも呆然。
「そうだ、俺が勝ったら、
岡村社長のおごりで今晩ススキノの高級クラブで豪遊しましょう」
勝手に決めるマグナム。
「まぁ〜、そんなことは置いておいて、
ここでお客さんに重大発表をしないといけない」といきなり話題を振るもっち〜、
「ケガをしながら試合をしていたＣＩＭＡが
昨日の試合でケガをさらに悪くしてしまい、今日は試合に出場しないことになった、
誠に申し訳ない」
え〜〜〜！！！
、、、確かに手術一歩手前らしい、というのは聞いたことがあるような。
昨日の試合もマグナムに完璧に負けてしまったし・・・。
♪ホ〜、、、ホケキョ！
Ｃ−ＭＡＸのテーマです。
ん？
ちゃぁ〜んと４人揃ってるよ？
「誰が休むと言った、このボケ！」
ふぅ〜、ＣＩＭＡは結局試合には出場するそうで・・・。
この後は、昨日のように、斉藤了の「フジイさん！」があったり、
神田裕之が酒を飲めないことをフジに暴露されたり、、、すばらしいマイク。
●２．神田裕之vs三島来夢
昨日と同じ組み合わせ。
早くも瞳がうるうるのおばっちさん。
昨日以上に、来夢ががんばったもののやはり受け身に周るとダメージが大きいのか、
やはり下克上エルボーで、フォール負け。
来夢は、しばらく起き上がれませんでしたぁ〜。
●３．Ｋ−ＩＣＨＩvsフジ
Ｋ−ＩＣＨＩに対しては今日はフジ。
ＴＡＲＵとの試合よりもＫ−ＩＣＨＩは見せ場を作れたと思う・・・
と、言うか、ここはフジがＫ−ＩＣＨＩを生かす試合をしたんだと思う。
格下のレスラーとも良い試合ができることもレスラーの実力のうち、
さすが、珍念のデビュー戦の相手。
しかし、結局は「リングアウトじゃ〜」に持って行こうとして
フジをリング下へ連れ出すＫ−ＩＣＨＩ。
それに対抗して、逆に売店までＫ−ＩＣＨＩを連れて、台車に乗せるフジ。
おぉ〜、台車攻撃が闘龍門でも。
すぐ近くの椅子席に向けて台車を滑らせ、大混乱。
あぁ、結局、両者リングアウト。
カウント２０ギリギリでリング下まで戻ってきたフジ、
コマッタちゃん軍団にさらにボコボコに。あぁ〜。
！！！
そこにオレンジ色のジャージの選手がフジを救出！
「フジイさん、思わず助けに来てしまいましたぁ〜〜〜！」
第１試合直後の３軍入り乱れてのマイクの時にも、
なんで斉藤了と仲がいいんだ、とＳＵＷＡから冷たくされていたフジ、
斉藤了がこれ以上近づくとますますＳＵＷＡとの亀裂が深まるから、
この行動を快く思わない。
結局、斉藤了を振り払って、Ｃ−ＭＡＸの面々の肩を借りて退場するフジ。
●休憩
今日はキッドさまのサイン会。
昨日買ったプログラムを持ってキッドさまのサインをもらおうと並ぶのは、
うちだあやこと6.17みちのく月寒大会で伊藤竜二にぞっこんのお姉さん１人。
「伊東竜二の次にキッドさまがいい」とのこと。
ドラゴン校長は、ほとんどず〜っと、
中２階のバルコニーから試合を見ていました。あいさつは今日はなし。
●４．アラケン、斉藤了、堀口元気vsＣＩＭＡ、ＳＵＷＡ、ＴＡＲＵ
第１試合直後のマイクの時、これも最近しっくりいっていない斉藤了と堀口元気。
斉藤了からは「堀口さん、今日はタッグです。いっしょにがんばりましょう！」と
言っていたものの堀口元気は、あんまり乗らないようすでした。
正規軍一人一人の入場。
最初は、サーフボードを持って入場の堀口、
コーナーにそのサーフボードを大事そうに立てかけて次を待つ。
続いて自転車に乗って斉藤了入場。
階段部分は自転車を抱きかかえて、階段を降りたところから自転車に乗っていました。
マウンテンバイクなので、わりと軽々と持ち上げられるんですね。
その要領で斉藤了もリングの上に自転車を上げる。
ゴチッ！
持ち上げようとした自転車がサーフボードに引っかかり、倒れる。
そのサーフボードが堀口の後頭部直撃！
怒る堀口。自分は何もやっていない、と手を振る斉藤了。
いるよなぁ〜、こういう熱血の若者。
一生懸命やっているんだけど、うまくいかない。
一生懸命やればやるほど周りに迷惑がかかる。
まぁ、コマッタちゃんに比べれば、良いのですが・・・。
日本酒一升瓶を持っていつものように入場のアラケン、
リングに上がってもまだ揉めている斉藤了と堀口の仲裁をする。
こうやって見ると、すごい３人だなぁ〜。
♪ホ〜〜〜、ホケキョ！
一方、Ｃ−ＭＡＸは、結束力もあるし、コスチュームも統一感が取れている、、、
あ、ＳＵＷＡとセコンドのフジがちょっと危ない感じだなぁ。
それもこれもみんな斉藤了。
というわけで、昨日のメインに続き、この試合も、斉藤了がつくる。
ＳＵＷＡを押さえたところで「堀口さん、いっしょに！」、
最初はイヤがる堀口も会場の声援に後押しされて、いっしょに出て行く、、、
が、最後は斉藤了が堀口に誤爆でまたも２人の溝は深まる。
でも、昨日は決まらなかったサイクリング・ヤッホーが決まったのは拍手だし、
ひとつひとつの動きはとてもいい斉藤了。
まぁ、失敗はあるけど、しばらくはこうやってがむしゃらに
プロレスをやっていって欲しいかな、斉藤了には。
あ、さっきから斉藤了しか触れていませんね。
Ｃ−ＭＡＸはいつも通り、、、って、
最近はあまり見ていないからこのような言い方も変だけど
、、、ＳＵＷＡのジョン・ウーというのはスゴイね。
そして、バツグンのセンスはやっぱりＣＩＭＡ。
アラケンの頭を攻撃して、逆に痛がっていました。
しかし、最後は、相手の足をクロスしてのボム、、、
あ、これが？と思って、「愛モード」で確認したら、、、
パーフェクト・ドライバー。
膝のケガは感じさせない動きでした。
負けたのは、堀口だったかな？
●５．マグナムvsもっち〜
タイトルはかからないものの
闘龍門が年に一度の大一番と位置づけている
７月の神戸ワールド記念ホールのメインと同じカード。
楽しみだなぁ。
こういうカードを札幌でやってくれるのはうれしい。
なぜかわからないけど、どの団体も札幌はいつも良いカードを披露してくれます。
そして、タイトルの替わりに、
岡村隆志社長の“し”の字とマグナムのススキノ高級クラブ豪遊が賭けられています。
セミの試合まではドラゴン校長とともに、バルコニーから見ていた岡村社長も、
マグナムのセコンドに。
マグナムの入場はもちろん、ダンサー２人と踊りながら。
２〜３年前の日本デビュー時みちのくで見たマグナムは、
踊りの最中にお札を入れる女の子が殺到していたけれど、今回は随分それが減った。
最近の闘龍門のリングではどうなんだろう？
もっち〜は、もちろんゾロゾロ、、、と引き連れての入場。
試合。
ところどころコマッタちゃん軍団が介入するものの、
マグナムのセコンドにも岡村社長を筆頭に正規軍が控えるので、
基本的には１対１の好勝負。
エビ固めやアキレス固めの関節技ではマグナムは相当苦しかったけれども、
辛うじてロープエスケープ。
日本のJr.選手ではイチバン、いや日本中でも有数と思われる
もっち〜のキツイ蹴りがマグナムの背中や胸にあたった時も
マグナム苦しそうでした。
しかし、マグナムも蹴りでは負けないし、空中技なども織り交ぜながら反撃。
一進一退の見ごたえのある良い試合でした。
最後は、２回目、、、３回目だったかな、、、
に出したバイアグラドライバーが完璧に決まって、カウント３！
やったぁ〜。
う〜ん、２日連続のマグナム完璧勝利は、正直うれしい。
日本デビュー当初はスピードもあり力強さもあったマグナムが、
２年くらい前は腰を痛そうに試合、腕を吊ってＪ−ＣＵＰの欠場あいさつ等、
何か良いところがなかったから。
●マイク
マグナムの完全勝利ながら、
試合終了と共にコマッタちゃん軍団はいっせいにリングにあがり
マグナムを攻める。、、、同時に、正規軍セコンドもリングへ。もう、大混乱。
この中でも神田裕之に襲われた岡村社長がマジで反撃するところはすごかった。
そんな中ゆら〜りと、ブルーボックスを持ってリングに上がるダークネス・ドラゴン。
この人しゃべらないから不気味です。
それを見たもっち〜、倒れていたマグナムを起こして、後ろから押さえる。
ブルーボックスを振り上げるクネス！
危ない！
、、、辛うじて、逃げるマグナム。
クネスもマグナムが逃げたところで振り上げた腕が止まる。
もっち〜も、自分に誤爆？と思って焦ったところで、
クネスの腕が止まったので、一瞬ほっとした顔、、、
バチン！
？？？？？
確かに一度は止まったクネスの腕、
その次は思いっきり、もっち〜の頭へブルーボックスを振り落としましたぁ〜。
一瞬油断した分、効き目はバツグン。
一発で完全失神。
クネスは１人で退場。
異変に気づいた神田やもちすすが乱闘を止めて、
失神したもっち〜を抱きかかえて、控え室に戻りました。
「・・・？」訳がわからないマグナムがマイク。
「チーム内の揉め事は向こうでやってくれ」
「そんなことより、昨日、朝５時まで遊んでいて、苦しかったけど、
今日は勝ったぞぉ〜〜〜」
わーわーわー
ふ〜、やっと落ち着きました。
もちろん会場はマグナムに大声援。
そして、もちろんマグナムは岡村社長に「約束です、高級クラブへ・・・・」
あらら、手を振りながら、そのまま退場してしまう岡村社長。
約束は果たされるのでしょうか？
困ったマグナム、
「よ〜し、全員で踊るぞ〜〜〜全員立ち上がれ〜〜〜」
1,500人のお客さん全員揃ってのＴＯＫＹＯ ＧＯ！
♪ト、キ、ヨ〜〜〜
♪ト、キ、ヨ〜〜〜
♪ゴゥ〜、ゴゥ〜、ゴゥ〜
●まとめ
９７点。
完璧。
もう９５点以上でたら、幸せ。
昨日も良かったけど、テイセンホールの会場の雰囲気が相当点数にも影響。
開始早々からお客さんは温まるのが早いし、最後の全員総立ちの踊りで最高潮に。
＋３点。
・・・おかげでメインの試合の細かいところが完全に記憶が飛んでしまいました、
ごめんちゃい。
２日連続の良さもあったのかもしれないけれど、
前日以上に斉藤了を中心とした人間模様がはっきりしていたところも大きい。
＋２点。
じゃ、何がマイナス？
ストーカー市川の欠場？
・・・でも、悪いけど、彼がいなくても試合は十分に満足だった、と思う。
あえて言うと、シリーズの途中で、
各選手のマイクがしきりに9.30大田区に触れていて
、、、もちろんこれはいいんだけど、、、この続きがもっと見たいよぉ〜、
と贅沢すぎる後味が残ったことかな・・・。
もちろん、斉藤了とフジイさん、斉藤了と堀口元気、フジとＳＵＷＡ、
フジと神田裕之・・・そして、最後に大きな謎を残したもっち〜とクネス・・・。
あまりにストーリーが良くでき過ぎていて、続きが見たい。
おいしいものを食べ過ぎた満足感が逆にマイナスに作用してしまった・・・
ということでしょうか。
伊東竜二ファンのお姉さんも
「“月９”を超えた、続きはどうなるの、ねぇねぇ、教えてぇ〜」
と言い残して帰っていきましたぁ〜。
では。
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